正社員からパートになる??
私は今までキャリアも積んできて、かなり責任のある立場で任せてもらえてるのに。なにをいまさらパートなんて。
あなたはこう思ったでしょうか?
転職というのはなにも正社員→正社員だけではありません。もちろん年収アップのようなキャリアアップの転職だけでもありません。
転職というのは、今のライフスタイルに合う仕事を探すということです。
ライフスタイルによっては、正社員→パートの転職をしたほうが幸せになれる人がたくさんいます。
この記事では正社員からパートになるメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット
時間ができる
一番大きいメリットです。
パートといってもフルタイムのパートもありますし、フルタイムでなければ時間も短縮、週3ぐらいからOKというところがほとんどです。それに加えて、残業はありません。よっぽどいそがしい時期になると残業をする場合もありますが、基本的には定められた時間内に仕事を終わらせるイメージです。
会社の社風にもよりますが、突然の休みにも基本的には寛容です。
仕事をしていない時間は育児や介護、はたまた自分の趣味など時間を自由につかって人生を豊かにできます。
責任の軽減
正社員はやはり責任がともないます。もちろんパートだからといって責任がないとは言わないですが、正社員の責任に比べると圧倒的に軽いです。責任が軽いということは気楽に働くことができるということです。
正社員のころのように仕事に一生懸命に打ち込んで・・・という働き方ではなく「仕事は仕事でまじめにやるけど、それ以外のことにも力をいれたい。」という方にはもっともおすすめの働き方です。
余計な行事に参加しなくていい
正社員であれば、かならず参加しなければならなかった社内行事はありませんでしたか?
特に気が乗らない飲み会、スポーツ大会、慰安旅行、とてつも長い会議などなど。これらすべてに参加する必要はありません。もちろん望めば参加することもできます。
強制参加だったものが選択制になるようなイメージです。
デメリット
給与面の不安
あなたはこれが一番心配していることではないでしょうか?
もちろんパートになるのですから、単純に給料は減るでしょう。パートになって増えた人は聞いたことありません。ですが正社員のときの給料を時間で割って、そのままパートになっている人もいました。このへんは会社との交渉次第といったところです。
給料が減るので、生活レベルを落とさなければいけないシーンもでてくるかもしれませんが、そのかわりにいくらお金を積んでも手にはいらない「時間」を手にすることができます。
昇進しにくい
パートには昇進という概念がありません。むしろ役職という概念もほぼないでしょう。
昇進を目指してスキルアップしてキャリアを積んで・・・というレールからは外れることになります。
余談ですがスキルアップだけで言えば、専門性を高めることができるのはパートです。正社員ではどうしても総合的な能力を期待されるので、純粋にスキルアップを望むならパートのほうが有利な場合も多いです。
権限がなくなる
正社員は仕事を割り振っていったりします。逆にパートは仕事を割り振られるほうになります。なので権限がありません。能力的にあなたより下の正社員に対して、判断のお伺いをたてなくてはいけないシーンも多くでてきます。このへんはプライドを捨てることができるかどうかにかかってきます。
女性はパートになるべきか??
他にやるべきことや、やりたいことがある人はいっそのことパートになってしまったほうが楽です。
男性=正社員みたいな固定概念がありますが、女性の場合はそれがゆるいです。
子育てや親の介護といった人生の中でもとっても大事な、「やるべきこと」と「仕事」を天秤にかけたときにどちらがあなたにとって大切なことでしょうか?
もしあなたが正社員で、責任ある立場を任されているなら、一度立ち止まって考えてみることをオススメします。